
統計学がITの人たちに取り上げられる機会が増えてきているようです。Googleは、一番セクシーな職業は統計だというし、IBMもCognosやSPSSをM&Aしているし、MSはJobListingに統計解析をあげるています。IT業界全体ではビッグデータ狂想曲が流れていますからね。統計屋さんからこの状況を見るとどういうことなのか知りたく、一冊の本を手に取り、この週末読んでみました。
統計学が最強の学問である
西内啓
ダイヤモンド社
統計学への窓口として位置づけるべき本ですね。この本一冊で統計というものすべてがわかるわけでもないです。ビッグデータのことは、ばっさり切られていました。そんなデータを全件調査するコストをかけて誤差がどれほどあがるものなのかと。まあ、そのとおりかもしれません。
いっぽう、一言「統計」といっても、その利用形態はまったく違うようです。
統計自体はいろんな分野で利用されているので、まずその基礎概念と基本的な利用事例を説明し、そののち、各分野での利用形態を深掘りし紹介されています。統計屋に6種類くらいある説明が印象に残りました。
1)実体把握を行う社会調査
2)原因究明のための疫学・生命統計学など
3)抽象的なものを測定する心理統計学
4)機械的分類のためのデータ・マイニング
5)自然言語処理のためのテキストマイニング
6)演繹に感心をよせている計量経済学
自分自身は、データマイニング、テキストマイニングに興味がありますが、今時の統計の概念を使いこなすには、もう一度、その道具を揃え、どう使うのか手習いしないと、なかなか使いこなせないなあとおもいはじめました。
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