
先日、巣鴨に行った帰り道、日本橋の高島屋さんで開催されていた川瀬巴水の展覧会に行ってきました。この方、大正時代から戦前までの版画家です。昭和の広重と言われていたそうです。地元の東京は無論、生涯をとおし、旅に生きた人なので、日本じゅうの風景を版画にのこしてくれました。
あのアップルのジョブスも好きだったとか。

これは、増上寺。今週木曜にまた雪が降るそうですが、こんな風景は、今となってはもう見ることのできない風景です。が、決して時代を感じず、むしろ、洗練された色使いは感心するところが多いです。高島屋さんで買ってきたカタログを読んでいると、なんと44層文も刷り重ねて色を表現するそうです。夏の雲のモクモク感、夏の夜に店から漏れる灯りの暖かさ、など、すばらしいです。

そういえば、川瀬の時代に街の灯りは、ガス灯から電灯に切り替わっていったそうです。その電灯も、いまでは、青色LEDを使った白色LEDの灯りの時代ですからね。変わりましたね。

渡邉木版美術画舗ここの先代さんが川瀬さんの版元だったそうで、作家と版元と刷氏の共同作業。ここのお店のサイトで結構、川瀬さんの作品を拝見できるようです。ご覧あれ。
コメントを残す