< 最近、emacs chat-gpt-shellを使ってgoogle geminiに相談している。apiインタフェースで利用しているので、アプリで利用するよりも非常に安価。
昨日は、量子力学で使われているディラック方程式が扱う電子の波動関数の意味について質問、数式が混じった回答をしてきてくれた。確かに、数式が混じった回答の方が、理解しやすい。しかし、emacs chat-gpt-shellでは、テキストしか扱えないので読みにくい。これまでは、いったん、会話の内容を別ファイルに保存し、Latexに変換し、pdfに変換し読んでいた。
ふと、気がついた。geminiの場合、回答してくる数式表記はgithub流Markdown形式らしい、であれば、emacs上でMarkdownをプレビューできれば解決じゃないの?と。
数年前だったら、自分でWebをGoogle検索しまくり、見込みのありそうなサイトのコンテンツの理解に時間を使い、自分の環境に実装し、と、手番を踏んでいたはず。だが、いまや、生成AIの時代、geminiに質問。gripを使ったgrip-modeの実装を紹介してきた。gripはpythonでの実装なのでpip経由でインストールし、init.elに、また、記述を追加したが、うまくいかない。gripのモジュールのパスの設定から始まり、gripを起動するキーバインドの設定追加に時間を要した。なんとか、gripを起動し、別ブラウザ上にMarkdownファイルがレンダリングされて参照できるようになった。だが、肝心の数式部分がレンダリングできてない。gripはgithub流の数式表現のレンダリングが苦手らしい。geminiにそう、質問したら、今度は、gripではなくpandocをmarkdown-modeに設定する方法を紹介してきた。
でなんなく、レンダリングされた数式がブラウザに表示できた。
でmarkdownファイルをlatexエディターに接続できた。逆に、latexファイルをmarkdownファイルに変換するのは”pandoc input.tex -f latex -t gfm -s -o output.md”でできた。
なんだよ、はじめっから、そう教えろよ!と、言いたくなった。
だが、私のやりたいこと、単にMarkdownをレンダリングするのみではなく、数式表現の部分もレンダリングにしたい。とは伝えていなかった。そこにもあるのだろう。AIを使いこなすのは、かなり、難しい。とんでもないところに、連れて行かれる、なんの悪気もなく。
で、そもそもの、ディラック方程式の件。
ディラック方程式をつかえば、電子は、非相対論的な日常の世界では2成分関数。相対論的な世界では4成分関数と解釈できる。この2成分の状態、4成分の状態、物理的にどんな状態として解釈するのが妥当なのか。geminiからのMarkdown形式での回答を数式がレンダリングされた状態で読み進めていき、4成分の意味をよく考えれば、すでに場の量子論の入り口、仮想粒子の概念、に立っていた事に気がついた。学部4年のときには判らなかった。AIにアシストしてもらい、ようやく、還暦を過ぎて、一皮むけた解釈ができるようになった。そんな、気がする。
これからも、AIとの輪読を進めようと思う。
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