マルクス・アウレーリウス作「自省録」、ようやく読破。
やはり、最後まで、2000年という時間を感じない。
今この世のどこかで、哲学的な文章を書いているBlogを
読んでいるような気がした。
諦観という言葉だけだめだつようだけれども
決してそんな事はなかった。
今、目の前に起きていることは、
自分の定めと受け止め
精一杯それに立ち向かう事。
これを、
くりかえし、くりかえし、マルクスは歌っている。
文章から気持ちそのものが伝わってくる。
おそらく、性格も嗜好も私自身が近いんだと思う。
(※神谷さんの名訳にも感謝。)
まさに後期ストア哲学的な世界、物理、論理、倫理が
むかっしから好きだもの。
マルクスの師匠「エピクテトス」
も気になる。雑学的には、「自省録」、
英語ではメディテーションというらしい。
今どきは、メディテーションのほうがしっくりくる。
今回、「自省録」と塩野七生作「ローマ人の物語XI」を
並行して読んでいて、非常に面白い体験をしている。
原書、そのものが、とても力強い。
一方、塩野さんの世界からは、
原書の作者が、その後どう生きたのか
その先、世界にどのような影響をあたえていったのか
想像力がふくらみ、その時代全体感の理解が深まった。
縦糸と横糸を同時に紡いでいる感じ。
歴史のおもしろさってここかな。
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