ワイエスの死

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先日、渋谷のBunkamuraで展覧会が開催されていたばかりの
アメリカ画家のアンドリューワイエスが、
16日に亡くなった。92歳。
天寿であろう。
ワイエス、お父さんも画家であったが、いわゆる
絵画に関するアカデミックな教育をうけたわけではなく、
父の手ほどきで絵を学んでいったひとだったはず。
印象派の画家たちのようにスクールを作って、
切磋琢磨したわけでなく、一人、マサチューセッチュとメーンの
自然の中で、常に日常生活の周辺での出来事を画材に
絵にしてきた人。
水彩を主に使うために、透明感が高く、
いわゆる冷たい印象をもつ絵が多くなるが、
けっしてそうではなかったとおもう。
私の好きな彼の作品は、
1.Indian Summer
2.Wolf Moon
3.Chambered Nautilus
最近の作品より、やはり初期の作品が好き。
どこが好きか?
絵から音が聞こえてくる事があるところ。
風で杉林が鳴っている音
月夜にコウロギが鳴いている音
部屋のカーテンが風に吹かれて揺れている音
暖炉で薪がはじける音。それを暖炉できいている犬の息の音
いづれもが、日常生活の中で聞き覚えのある
音でありながら、懐かしい感覚におそわれる。

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