講演会 「大佛治郎のフランス旅行日誌から見たフランス地方料理」

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横浜は、フランスのリヨンと姉妹都市の関係にあるそうです。
そのため、毎年6月、日仏学院の主催で、横浜は、
フランス月間だそうです。
毎年、MM21地区、元町・関内で食、音楽、アート
他、いろんなイベントが開催されています。
わたしは、近所の図書館から、よく借りていた、
神奈川出身の作家、大佛次郎さんにまつわる、
フランス地方料理、に関する講演が、
港の見える丘公園にある、
神奈川県立近代文学館で開催されたので、
聴講してきました。
講師は、東京日仏学院常務理事の廣田さんでした。
もう、まさに、大学の文系の先生の鏡という感じ。
この先生の講義だったら、安心して眠れそうでした。
話の流れは
1.フランス食文化と地方料理に関するエピソード
2.大佛次郎の作品とフランス料理の関わり
3.大佛次郎とフランス料理の出会い
4.大佛次郎のフランス地方旅行と料理
5.第三共和制初期におけるパリ民衆の食
でした。
講義の中に、大佛さんの事が出てくるのは、
2、3,4番目の話題の時だけ。
大佛さんは、横浜にあったレストラン92番で
すでにフランス料理を食べていたようで、パリに
いてからも抵抗なく、フランス料理を受け付けた
ようですが、食に関する執着はあまりなかったらしく、
随筆でも作品の中にも取り上げられることは
少なかったように思います。
廣野先生が、むしろ長い時間をかけていられたのは、
先生が得意とみえた、
フランス第三共和制の時代背景、
フランスが統一され、フランス人という概念が
国民間に共有さえ、
そして、フランス料理が形成さえていった
流れがあったこと。
フランス料理そのものの発見と進展に関する
お話がおもしろかったです。
たとえば、ポトフといえども、
日本の雑煮のように、具、だし、千差万別だけど、
ポトフという概念はフランス人に共有せているし、
学校教育をとおし、後世に伝承しようとしている
そうです。
なにをフランス料理と呼ぶのか、呼ばないのか
数学のような定理がある訳じゃないですものね。
さっそく、ゾラ「居酒屋」を読んでみようとおもいます。
出席されていた方は、私よりどうも年配の方が多く、
とくに、ご夫婦で出席されている方々が、おおかったのが
印象的でした。
とりあげられたパリのレストランのうち、
メモが出来たのは、
Pied de Cochon
La Coupole
講演がおわって、港の見える丘公園にでると
そこは、バラの花が満開でした。

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