VerMeer World/フェルメールの世界

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ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer
《手紙を読む青衣の女》 “Girl Reading a Letter”
1663-64年頃 油彩・キャンヴァス
アムステルダム国立美術館
© Rijksmuseum, Amsterdam. On loan from the City of Amsterdam (A. van der Hoop Bequest)

渋谷Bunkamuraで開催されているフェルメール展「フェルメールからのラブレター展」にいってきました。
フェルメールの作品は、手紙を読む青衣の女、手紙を書く女、手紙を書く女と召使いの3点に加え、同時代のオランダ画家、ホーホなども展示されていました。作品と素で向き合い、作品から受けるものを全身で受け止めるとこが最も楽しいですが、各作品にはいろんな寓意が隠されているらしく、それを知っていて作品と対峙するのもおもしろいです。
今回は事前学習を行った後、本展覧会に臨みました。事前にフェルメールに関する本、小林頼子さん著「フェルメールの世界」を図書館で見つけ、読破したのちに会場に向かいました。
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フェルメールの世界―17世紀オランダ風俗画家の軌跡 (NHKブックス)
小林さんの本、非常に参考になりました。フェルメールの作品そのものでなく、その作品が生まれたオランダという国の状況、フェルメールが交友していたとおもわれる同時代の画家の作風、それらと、フェルメールと何が違うのか、似ているのか、小林さんの筆運びがとても上手なので、素人の私の頭の中に、スルスルとこれらの情報が流れ込んできました。こういう文章を自分も書いてみたいです。
この本、第十回吉田秀和賞を受賞していたようです。もっともです。
フェルメールが活躍した17世紀オランダは、市民階級だけで生活していた国らしく、画家がこの時代、絵の売り先だった、王侯貴族がおらず、プロテスタントの国なので教会の中は質素であることが好まれたので、キリストとマリア像、旧約聖書の一節など、いわゆる宗教画も疎まれ、画家は市民を相手にするしかなかった。なおかつ、この時代のオランダ人は文盲率が非常に低かったようです。
フェルメールの絵は、こんな時代なので、他の画家に比べると、独創的というよりも、同時代の画家をまね、オリジナリティを生み出していった、序破急てきな成長をしていった画家のようです。なおかつ、今時の言葉で言えば、マーケティング志向で市場ニースをくみ上げ、競合画家との差異化ポイントを創造し、顧客第一の作品、製品を生み出していったプロフェッショナルということなんでしょう。
この時代のオランダ絵画の動きは、人間中心、写実中心に思えました。この動きが、のちに、仏国に渡り、南仏で花開き、印象派が生まれ、そのなかに、オランダ出身のゴッホが参画していったのかな?とか、時の大きな流れを考えてしまいました。
今年は、6月に上野の東京美術館でもフェルメールの作品展があるようです
是非、ご覧くださいませ。

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