ボストン旅行(その14)

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■ISABELLA STWART GARDNER MUSEUM
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ISABELLA STWART GARDNER、ボストン上流階級(Boston Brahmin)に属するご婦人の一人。
朽木ゆり子著「邸宅美術の誘惑(集英社)」によると、この美術館は、ガードナー夫人が17歳くらいのころパリに滞在中に訪れたミラノのジャン・ジャコネ・ポルティ・ベッツォーリの邸宅の影響をうけ、創られた。ガードナー夫人の鑑識眼を養った人たちには、チャールズ・エリオット・ノートン(ハーバード大美術史教授)、ボストン在住の作家ヘンリー・ジェームズ※作品に彼女が登場している。バーナード・ベレソン、そして岡倉天心も。イザベラがパトロンとして、ボストンにパリのサロンのようなコミュニティを創り、その中心に彼女がいた。まさにナレッジ・ハブ。
この邸宅美術館、おもしろいです。いわゆるエゴのかたまり。テーマ?ない。まさにいろんな時代、いろんな所の美術品が、展示されていました。
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中庭。きれいで、すてきな所でした。アトリウムというか、インプルウィウムというか、ペリスタイルというか、古代ローマ時代の回廊邸宅風。アトリウムがアトリエの語源らいしですね。その中庭の周りを4階建の建物が囲んでいます。これが私邸だというところに、イザベラの財力のすごさを感じます。
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また、サージェントが彼女をジプシーの女として書いた絵EL Jaleoが印象できでした。
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2階オランダルームには、ルーベンスや、レンブラントの「23歳の自画像」がありました。これらを、間近で見ることができ、幸せ。
さらに、階段を一段あがった先の3階のタイタンルームには、ティツィアーノの「エウロパの略奪」があり、おもわず、「ここにあったのか!」と叫んでいました。ゴシックルームには、サージェントがイザベラに唯一許可されスタジオとして好んで使った部屋です。彼が描いた「Warren夫人とその娘」に描かれている倚子が実際にありました。「これか!」と、叫んでいました。当時のデッサンの様子が写真でのこっているんですね。
この美術館、統一感はないのですが、各フロアーを回ると、イザベラが生涯をとおして何に感動したのかは、よくわかりました。この美術館、いまも、ボストン・ローカル・コミュニティのハブとしての活動が活発なようです。美術館のWebサイトをみていると、単なる展示棚というより、もっとアクティブな創作活動の場ですね。ボストンのパトロンでありナレッジ・ハブだった彼女の活動が脈々と継承されているんですね。
さて、次は、Copleyに移動し、BPL,Boston Public Libraryに行ってみましょう。
※邸宅美術館のリスト
・バーンズ財団/フィラデルフィア・アメリカ
・ポルディ・ペッツオーリ/ミラノ・イタリア
・ジャックマール=アンドレ美術館/パリ.フランス
・シャンティエ城コンデ美術館/シャンティエ・フランス
・マイヤーヴァン・デン・ベルグ/アントワープ・ベルギー
・ロコックス・ハウス/同上
・ヴァン・ビューレン/ブリュッセル・ベルギー
・オスカー・ラインハルト・コレクション/ヴォークトール・スイス
・ラングマット/バーデン・スイス
・ペギー・グッゲンハイム・コレクション/ヴェネティア・イタリア
・ヴィラ&パンザ・コレクション/ヴァーレゼ・イタリア
・フィリップス・コレクション/ワシントンDC・アメリカ
・モーガン図書館&美術館/ニューヨーク・アメリカ
・フリック・コレクション/ニューヨーク・アメリカ

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