巴里見聞録(その56)

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滞在中、朝、昼、晩と目に入っていたSaint Sulpice教会を訪問しました。パリで二番目に大きい教会。でも、建物の中は静かで心が落ち着きます。この教会の鐘塔、右と左に展開していますが、左と右が非対称です。右の方が作りがシンプル。途中で作るのをやめてしまったとか。左の塔の方が、未完成の右の塔よりも高く、装飾も多いです。
現在のSaint Sulpise教会は二代目の建物。先代の建物は12世紀には建っていたらしいです。
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“Le bourg Saint-Germain autour de l’église Saint-Sulpice vers 1550 (plan de Truschet et Hoyau).”
現代の建物は、1646年、アンヌ・ドートリッシュ(Anne d’Autriche)の名で、建築が始まり、ルイ・ル・ヴォーを中心に設計されたものの、工事は中断しつつ、1745年に完成。1762年に火災、1770年には落雷により破損、エトワール凱旋門の設計に関わったシャルグランの手によって修復された歴史を背負っています。2019年3月にも火災を受けています。
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教会の中にはいると、中世の時代、セーヌ川左岸教区毎の人口を記載している絵がありました。
-St. Pierre du Gros Caillon 24,000 hab.
-Notre Dame Des Champs 21,500 hab.
-Saint Sulpise 17,500 hab.[E:#x2605]
-St. Germain 11,500 hab.
-St. Thomas D’Aquin 8,700 hab.
-St. Clotilde 7,300 hab.
ここ、サン=シュルピス教会はセーヌ左岸の教区の中でも三番目に多くの人の面倒をみていたことがわかりました。中世の時代、サン=シュルピス教会の周りには、この教会より高い建物があるわけもなく、朝に夕にこの教会が目につき、この教会の鐘の音とともに仕事を始め、仕事を終え。この教区の人たちの生活の中心に、この教会がいたのでしょうね。
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一息ついて、GMONONの子午線を捜してみました。ありました。この子午線、ダン・ブラウンの小説「ダビンチコード」にも、とりあげられました。1744年の製作。冬至になると、右袖廊の高窓に穿たれた穴からの太陽光線がオベリスクに刻まれた目盛にまで届く仕組み。春分/秋分には、光線はプレートにあたるそうです。
サン=シュルピス教会、おもしろいものが、もっとたくさんありました。
どうも、一回でご紹介できそうにありません。
次に、続くとさせてください。

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