デジタル社会と持続可能な社会は両立するのか?

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なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか
ギヨーム・ピトロン (著)
児玉しおり (著)
原書房

 

デジタル社会と持続可能社会の両立なの?この本を読んで、こんな事を考えた。地球温暖化が顕著になってきて、持続可能な社会という言葉が着目されるようになってきたが、デジタル社会は、持続可能な社会を創れない気がしてならない。デジタル社会は、モノもエネルギーもネットワークも莫大な量を消費しているからだ。

 

まず、モノ。
たとえば、iPhone。ものすごい種類の材料の集合体だ。
その生産過程でも、もの凄い種類の材料を消費している。
そんなに多様な種類の材料が地球上に豊富に存在するのか?
ありえない。たとえば、レアメタルの代表格のリチウム。これを応用したリチウムイオン電池。
リチウムなんか日本にあり得ない。おそらく、地球上のどこかに偏在しているはず。
レアメタルを使いつづけること、できない。

 

Visualizing the Critical Metals in a Smartphone
The Metals Inside Your iPhone Are More Precious Than You Thought: Here’s Why

そして、エネルギ。
iphoneの向こう側でサービスを提供しているAWS,Azure,GCPなどのメガクラウドを収容するデータセンタは、とんでもない量の電力を消費している。それを冷却するための水も必要。冷却に用いられた水や空気は、外界にすてられ、結果、地球を暖めている。iponeなどのモバイル機器が生み出すデータアクセスの需要増加に対応すべく、データセンタに収容するサーバのCPUやGPUが消費する電力の増加が著しい。そのサーバを収容するデータセンタの消費電力量も拡大の一方。その電力需要をみたすために、電力会社は、大規模風力発電所、原子力発電所の建築をやめられない。そして、データセンタの周囲や、発電所の周囲の風景が壊されていく。

さらに、ネットワーク
クラウドから提供されるサービスの価値は、そのサービスがネットワーク越しに連携することで、より高度化し、価値を高めて言っている。自宅にいながらウクライナの状況や、中国の山奥の状況が、ほぼ、リアルタイムにわかるのも、地球の海底に張り巡らされた海底ケーブルのおかげ。まだ、足りないと、増強の動きがとまらない。

NEC、光海底ケーブル増強へ

 

今の一つの便利のために、将来にわたって続く十の不便をかかえている時代の気がする。それなのに、デジタルが持続可能な未来を創ると唄ったり、コーポレートカラーをグリーンにする企業は、気がついていないからナイーブすぎるし、気がついているとしたら、その罪は重い。そういう、このBlogのバックグラウンドもグリーンなのだが。。。

 

 

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