
台風19号(Hagibis)は日本各地に大きな爪痕を残しました。我が家も、プチ避難所生活という貴重な経験をしました。
台風19号は、日本に上陸する前から非常に強い勢力、915hPaなんていう気圧、みたことがなかったです。前日、スーパーの棚からは、野菜やお米、パンが消えました。19号のまえの週に台風15号が千葉に上陸した際、千葉の広いエリアが数日間停電になっていたので、みなさん長期の籠城を覚悟したのでしょう。
台風19号上陸の日は、2019年10月12日の土曜日。朝からNHKが災害対応モード。始めに騒ぎだしたのは鶴見川。10:06には、鶴見川の決壊が近いと浸水想定区域への避難勧告エリアメールが届きました。地元のハザードマップを見てみると、自宅も被災の可能性のある地域でした。あら、たいへんね。なんて、このころはまだ、余裕がありました。
鶴見川の水位変異をみることができるサイトはないのかしらと、”河川、水位”でググったら国交省のサイトをみつけました。
川の防災情報
https://www.river.go.jp/
神奈川県の鶴見川をみていましたが、その隣に多摩川の水位もありました。でも、上流の方の計測値。もしや、多摩川って、東京都と神奈川の県境だからと、東京都のほうで計測しているのではとおもい、東京都の河川の水位を確認。

田園調布上で計測されている水位をみて、ゾッとしてきました。ヤバい。すでに、お昼近くには、氾濫注意を超える水位に到達していました。
13:00。最寄りの避難所がどこかを確認し始め、昨日、なんとか購入できたカップ麺で昼食をすませました。
15:30。多摩川の水位の上昇はとまらず、避難判断を超える水位に到達。このままの水位上昇速度では、台風が上陸し、自宅付近を通過する22:00前後には、多摩川が決壊し自宅が床上浸水にあう可能性大と認識、しかし、豪雨の中、暗い夜道を歩き避難所にむかうことはとても危険と判断、避難を覚悟。
16:00。Evacuation! バッグ2個と、旅行用のキャリーケースを引いて、もよりの避難所への避難を開始しました。避難所は、近所の中学校。受付で、家族全員の氏名、住所、連絡先を記入し、登録すると、一家で一枚毛布をわたされました。一階の体育館は浸水の危険性があるので、校舎の三階にあがりました。教室にははいれず、廊下に雑魚寝しています。200人くらいの方がすでに避難されていたでしょうか?幸い、ここの学校は三階に学年集会用の広いスペースがあり、そこに陣を取ることができました。ただ、窓際は、風で窓が割れる危険性があるので近づけず。この毛布一枚分のスペースでジッとしているだけでした。風が通り過ぎることを。雨がおさまることを。無力でした。地震にそなえて災害対策バックも準備してありましたが、けっこう、いざというときには無駄なモノを持ってきていました。
20:00。風の音がマックス。でも、無力。学校の廊下はコンクリートにパネル張りなので硬いのなんの。ずっと寝てばかりいると、腰が痛くなってきました。けっこう、NHK-AMラジオの災害状況を報道するアナウンサーさんの声を聴いていて心が落ち着きました。同じ内容の繰り返しなのですが、人の声って落ち着きます。
23:00。風の音が静かになり、多摩川の水位も少しずつですが下がり始めたことを確認し、帰宅しました。もう、風も雨もやんでいました。この日の夜は無事に自宅で眠ることができました。
これまでどおりが通用しない気候変動が始まっていると体で覚えました。来年も同じ目に遭うという前提で日常を暮らすべきです。
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