遅いインターネット

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遅いインターネット
宇野 常寛
幻冬舎
図書館に予約していた本が、ようやく、手元に届いた。なぜ、どこで、この本に興味をもち、読もうとしたのか?忘れてしまったが、意識的には、かなり、私自身と近い考えの人と感じた。
山にかこまれた田舎に生まれ、たこつぼのような社会に閉塞感をおぼえ、いつか、ここから、でたい、いつでも、自由に、好きな所で、好きなことをして暮らしていたい。という、思いが根っこにあり、好奇心のかたまりだった私。
そんな、私にとって、90年代、ネットワーク同士の相互接続性を維持し、どこまでも、オープンに、しかも、無償でつながっていく、インターネットは、とても、魅力的だった。毎日、新しい発見、サービスが生まれ、刺激的だった。
そのインターネットも、90年代に商用利用が本格化し30年近くなり、様相がかなりかわってしまった。表面上の情報は、あっという間に、世界中に拡散していくのに、その真相は、クローズドなサークルの中から出てこなくなった。クローズドなサークルから取り出すためには、お金がいるようになり、リアルとなにも違いがなくなってきた。すべて見えない分、リアルよりも扱いが、むしろ、難しい。なんで、こんなにめんどくさいモノを作ってしまったのだろうと、当事者の、はしのはしの、はしくれとして、後悔している。
そんなこともあり、最近は、私自身、インターネットから、距離を置きだしている気がする。その距離感が、「遅いインターネット」という言葉と、しっくりきた。
宇野さんは、ネットでも活動している様子。
https://slowinternet.jp

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