
我が家は、マンションの1階なので小さな庭がついている。
入居当時は全面芝生張りだったけど、日当たりの悪い部分は、だんだん芝生が枯れていき、雑草がはびこった。そのたびに、管理組合が手配する植栽の業者さんに片付けてもらっていた。
でも、今年はその庭が賑やかだ。
一昨年に、シロツメクサ、ホワイトクローバの種をまいてみた。芽は出たものの、庭全体を覆うような勢いはなく、遠慮がちに存在しているような状態だった。土との相性が悪いのかとおもい、昨年冬は、別のもの、ヘアリーベッチの種をまいてみた。芽がでてきたものの、冬の間は、ちいさなままで、ああ、ヘアリーベッチもうちの庭にはむいていないのかと、思っていた。
今年、4月を越えてから様子が変わってきた。
ヘアリーベッチがぐんぐん伸びてきて緑の絨毯のように地面を覆いだしてきた。確かに、つる性のマメ科の植物。これはうちの土に合っているようだ。というか、マメ科なので、自ら窒素固定を行っている気がする。いままで、この土に窒素固定できる植物がいなかったが故か、ある意味、やりたい放題なのだろう。この状態ならグランドカバーといえるだろう。
ヘアリーベッチを植えてみて、おもしろい事もおきている。雑草の勢いが弱まり、シロツメクサの勢いが戻ってきた。ヘアリーベッチの花の間から、シロツメクサの白い花が顔を出すようになった。いまは、ムラサキ、シロ、ミドリの色が混じり合い、一見、オーガニック・イングリッシュ・ガーデン風。
自然は単独種が生存域を占有するより、複数種が共に棲む多様性のある様態の方が安定するような気がする。生態系のライフサイクルが確立するからだろうか。ヘアリーベッチとシロツメクサの間では、どんな、会話がされているのだろう。
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